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胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)について

■胃カメラ検査とは

胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)とは、内視鏡を使って食道、胃、十二指腸などを直接観察することで、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、ヘリコバクター・ピロリ菌感染症などの発見に繋げる検査です。
これらの病気以外に胃がんの早期発見に有効とされていて、胃がんから身を守るうえで非常に重要な検査です。

■こんな症状がある時は胃カメラ検査を

1.良く胸やけがある

2.げっぷが出る

3.ときどき酸っぱい胃液が逆流してくる

4.人間ドックで胃カメラ検査を進められた

5.食事がのどにつかえる感じがする(飲食時の胸や喉の違和感)

6.急激に体重が減少した

7.胸や背中の痛みが続いている

8.喉の違和感や、声のかすれがある

など

胃カメラ
胃カメラ

■胃カメラ検査で発見できる病気

・慢性胃炎
・胃・十二指腸潰瘍
・ヘリコバクター・ピロリ菌感染症
・胃ポリープ
・十二指腸ポリープ
・逆流性食道炎
・機能性ディスペプシア
・胃がん
・食道がん
・喉頭がん
・咽頭がん
など

■最新の電子内視鏡システムによる検査

口から内視鏡を挿入する場合(経口内視鏡検査)、舌の付け根に内視鏡が当たって嘔吐反射が起こり、苦痛の原因となります。

当院では、これを抑えるために鼻から内視鏡を挿入する検査(経鼻内視鏡検査)を行っています。

また経鼻内視鏡で直径5.8ミリと細く、苦痛が少なくて良好な視野を得る事が出来ます。よって胃がん検診にも最適な機種と考えられます。

当院では電子内視鏡システムレザリオ7000を使用しています。電子内視鏡とはスコープ先端に内蔵された超小型の個体撮像素子(CCD)により、鮮明に消化管の様子をモニタ画面に映し出す医療装置です。

胃カメラ 検査の流れ

患者様の状態によって対応は異なりますので、予約の際に医師や看護師からの説明があります。​

胃カメラ検査

大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)検査について

■大腸カメラ検査とは

大腸カメラ検査(下部消化管内視鏡検査)とは、内視鏡を使って肛門部、大腸、盲腸などを直接観察することで、大腸ポリープ、虚血性腸炎、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)などの発見に繋げる検査です。
苦痛をともなうイメージが強い大腸カメラ検査ですが、当院では鎮痛剤・鎮静剤を使用して検査時の負担を抑えています。

■こんな症状がある時は大腸カメラ検査を

1.便秘でお悩みの方

2.下痢でお悩みの方

3.細い便が出る方

4.便潜血検査で陽性と判定された方

5.慢性的な腹痛に苦しんでいる方

6.血便が出る方

7.下血症状のある方

8.急激に体重が減少した方

9.ご自身orご家族が大腸ポリープを切除したことのある方

​など

大腸カメラ
大腸カメラ

■大腸カメラ検査で発見できる病気

・大腸ポリープ
・虚血性腸炎
・炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)
・過敏性腸症候群(IBS)
・感染性腸炎
・大腸憩室症
・大腸がん
・内痔核
など

■内視鏡下での大腸ポリープ切除

当院では大腸カメラ検査時に大腸ポリープが見つかった場合、コールドスネアーポリペクトミーを行っております。
10ミリ以下のポリープを切除する手術です。大腸ポリープの中には大腸がんへ進展するものがあることから、発見次第、切除することが推奨されています。適宜、大腸ポリープを切除することで、大腸がんの予防が可能になります。

■最新の大腸ファイバーシステムによる検査

当院では電子内視鏡システムレザリオ7000を使用しています。電子内視鏡とはスコープ先端に内蔵された超小型の個体撮像素子(CCD)により、鮮明に消化管の様子をモニタ画面に映し出す医療装置です。

胃カメラと大腸ファイバーは共に2種類の レーザー光とデジタル信号処理により早期の食道、胃、大腸の癌の発見に威力を発揮します。
一方で大腸ファイバーは、ポリープや癌を拡大して観察する事が出来るもので、これにレーザー光を加えることで、より詳細な診断を下すことができます。

苦痛をともなうイメージの強い大腸カメラ検査ですが、鎮痛剤・鎮静剤を使用することでほとんど眠っているのと同じ状態で検査が受けられ、苦痛が抑えられます。
当院では基本的に全件、鎮痛剤・鎮静剤を使って大腸カメラ検査を行っています。

大腸カメラ 検査の流れ

患者様の状態によって対応は異なりますので、予約の際に医師や看護師からの説明があります。

大腸カメラ
超音波検査

超音波診断装置(エコー)検査について

■超音波検査とは

超音波検査とは、超音波を用いて体内の病変を調べる検査です。 体の中に超音波を送信し、臓器や組織からはね返ってくる反射波を映像化します。 超音波が伝わりやすいように、体の表面に検査用のゼリーを塗り、超音波の出る器械(プローブ)をあてて検査を行います。

■腹部エコー

肝臓、脾臓、膵臓、腎臓、膀胱、卵巣、前立腺、子宮、消化器官などの腹腔内臓の様子を調べることができます。
これらの臓器の悪性疾患(虫垂炎・肝硬変・肝障害・腎障害・腹部臓器のがん)などの早期発見に有効です。

エコー

■心臓エコー

心臓の拍動の様子、心臓内の血液の流れ、弁の動き、などを調べることができます。

■体表エコー

乳腺、甲状腺疾患の質的診断に有用です。
乳がん検診にて推奨されているプローブ(7.5MHZ)より高い振動数のプローブ(13MHZ)にて、より詳細な病変が見えるようになりました。

エコー

■頚動脈エコー

頚動脈の動脈硬化は、そのまま脳卒中の危険につながります。動脈壁の厚さ、硬さ、血の塊の有無、血流の乱れ、血流の速さなどを超音波で画像化して調べることができます。
脳卒中の可能性、再発の可能性を予測する上で有効な検査です。

■フルデジタル超音波診断装置による検査

当院ではキャノンメディカルシステムズ社製のフルデジタル超音波診断装置Aplio a verifiaを導入いたしました。

今回の新しい機種は、超音波の探触子を4本揃え、従来の心臓・肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・膀胱・前立腺等に関しても精密に検査でき、甲状腺や乳腺などの表在の検査も幅広く行えるようになっています。

放射線被曝もないので、繰り返し検査による経過観察が可能です。胆石や脂肪肝、虫垂炎(盲腸)などの腹部臓器疾患から乳腺、甲状腺疾患の診断、心血管機能の検査を行います。カラードブラーにより血流情報まで検査が可能です。

腹部エコー 検査の流れ

患者様の状態によって対応は異なりますので、予約の際に医師や看護師からの説明があります。

CT検査

CT検査について

■CT検査とは

CT検査(Computed Tomography:コンピュータ断層診断装置) CT検査は、X線を使って身体の断面を撮影する検査です。 体内の様々な病巣を発見することができますが、特に心臓、大動脈、気管支・肺などの胸部、肝臓、腎臓などの腹部の病変に関しては、優れた描出能が知られています。

■CT検査で発見することが多い病気

脳のCT検査では、脳出血やくも膜下出血など、出血を伴う病気を発見しやすく、胸部CT検査では、肺がん、肺結核、気管支拡張症、気胸、胸部大動脈瘤、肺動静脈瘻、心臓疾患などの病変が、小さなものまで発見できます。
腹部CTは肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓などを調べますので、腹部の臓器に発症するがんを発見することができます。

■CT検査の方法

CT検査は、X線を使って行います。
体の周囲からX線をあてて、体の中の吸収率の違いをコンピューターで処理し、体の断面を画像にします。断面にする画像の厚みの設定は、撮影する部位や検査の目的に応じて適切に決められています。検査の目的によっては、造影剤を使用する場合があります。

■CT検査の実際

CT検査は、ベッドの上にあおむけになった姿勢で行います。検査の際はベッドが自動で動き、トンネル状の装置の中に入ります。撮影部位によっては、息を止めることがあります。検査全体にかかる時間は10~15分程度です。CT検査は、5~15分程度の検査時間で、広範囲な画像を細かく撮影することができます。CT検査は、血液のがんも含めて、ほぼすべてのがんで検査することがあります。

CT室
CT
CT

■高速マルチスライスCTによる検査

2022年11月よりキャノンメディカルシステムズ社製の新しい高速マルチスライスCT Aquilionを導入しました。
この機械は当院では3台目となる最新のマルチスライスCTスキャナで、被ばく低減機能を搭載しており、最大75%の被ばく軽減が実現されています。患者様に優しい検査です。

検査はとても簡単で短時間ながら広範囲の撮影が行え、頭部・胸部・腹部(肝・胆・膵・腎・脾)の鮮明な断層像を得ることができます。今までCT検査が有用だった事例として、肺がん・膵がんの早期発見に非常に有用でした。通常の胸部レントゲン撮影では到底診断できない小さな肺がん・膵がんの診断に貢献できます。
また最近は泌尿器系のがんが増えて、腎臓がんの診断にも役立ちます。

■院長・放射線科医によるダブルチェック

ダブルチェックとは、検査の際に撮像された画像データを別の医師が見直す(読影する)ことで、疾患の見逃しがないか確認することを言います。当院では他院ではなかなか実施できていない、院長と放射線科専門医による読影を行っており、病変の見逃しがないようにダブルチェックを実施しています。

CT(単純CT検査) 検査の流れ

患者様の状態によって対応は異なりますので、予約の際に医師や看護師からの説明があります。

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